完成までの工程
 すり鉢が完成するまでにはさまざまな工程があります。
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工程名・詳細

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1.材料
原料となる土を水に溶き、充分撹拌してろ過し、不純物を取り除きます。それを絞ってできたものが粘土で、土練機にかけて空気を抜きます。
目かき写真
2.目かき
石膏型に粘土を入れ、ろくろで成型しすり鉢の形にします。それに専用の櫛で一かきずつ丁寧に目を入れます。
型抜き写真
3.型抜き
NO.2を半乾きのうちに型から取り出し、ふちを丸くするなど形を整えます。
乾燥写真
4.乾燥
棚に並べて約2週間乾燥させます。こうしてできたものを素地(しらじ)といいます。
釉薬写真
5.釉薬(くすり)かけ
釉薬(くすり)かけ・まず内側に薄く白い薬をかけます。汚れのしみこみを抑える意味もあります。その後外側に薬をかけます。
窯入れ写真
6.窯積み・窯入れ
釉薬はすぐ乾きますので、その日の内に積み重ねて窯入れをします。
釜だし写真
7.釜成
約24時間かけて焼成し、24~48時間かけて冷ました後、窯から出します。
シリコンゴム付け写真
8.シリコンゴム付け
ゴムは付けてすぐ出荷できないので、付けて乾かしておきます。在庫が不足しないようチェックし毎日補っています
出荷写真
9.出荷
注文に応じて荷造り、出荷します。不良の品が入らないよう厳しく選別します。
このようにして、1日約1,000個~1,200個のすり鉢を生産し、年間約25万個のすり鉢を出荷しています。